ひろ子ちゃんが手を振って

「まあちゃん、待ってぇな。そんな急がんでも……」
急ぎ足のまあばあちゃんに、お春ちゃんが言いました。
急ぐと言っても、まあばあちゃんの足ではそんなに早くならないのですが、ひろ子ちゃんの事が気になって仕方ないのです。
「おばあちゃ~ん!」
ひろ子ちゃんが手を振りながらこちらへと走ってきました。
「あら!」
ひろ子ちゃんは、シルバーカーの中のミミちゃんを抱き上げると、ジロにほおずりしました。
「ジロ、ミミ、嬉しいね。ひろ子ちゃんに抱っこしてもらえて。」
まあばあちゃんは優しくひろ子ちゃんの頭を撫でました。
「ひろ子ちゃん、どこかへ出かけるとだったの?」
「ううん。お父ちゃんがね、今日くらいに、おばあちゃんが来るよって言ってたから、ひろ子、待ってたの。
「え?」
どうしてわかったのでしょう。まあばあちゃんは不思議でした。
「うちの八重桜が満開になるころ、おばあちゃんが美味しいおはぎを持って来てくれるって」
「まあ!」
まあばあちゃんはションボリしました。すっかり八重桜のことを忘れていたので。
おはぎも作っていません。
楽しみにしてくれたひろ子ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
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堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
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住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
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