吉川さんは……

「吉川さん」
吉川さんがいきなり踵を返したので、まあばあちゃんは思わず呼びました。
吉川さんは振り返ると、
「わたし、まあちゃんのこと優しい人やと思ってたけど、思い違いやったみたいやね。」
「吉川さん。」
「困ってる人を見捨てることが出来ない人やと思ってたけど……」
「…………」
まあばあちゃんは言いたいことはいっぱいありましたが、どう言えばいいのか分かりませんでした。
「お豊ちゃんと私の何が違うの? お豊ちゃんは良くて私はみんなで邪魔者扱いして……。  私は犬以下なの? あの犬だって捨て犬でしょ? 私があんな犬より劣ってるの?」
「あ、あんな……?」
「そうよ。可愛い可愛いって、汚いのに……」
「吉川さんは、人が嫌がることしない人だと思ってたわ。」
まあばあちゃんが言うと、
「分かったわよ。私が来たら嫌なんでしょ。もう来ないわよ。」
フンっという感じで吉川さんは帰って行きました。
関連記事
スポンサーサイト


読んでいただいて有り難うございます。
もし良かったら、ポチしてくださると嬉しいです。 にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
宜しくお願いします。
良かったらポチお願いします。
にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ

sidetitleフリーエリアsidetitle
sidetitlePRsidetitle


sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleカウンターsidetitle
sidetitle天気予報sidetitle

-天気予報コム- -FC2-
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitlePRsidetitle


アフィリエイト・SEO対策



sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleリンクsidetitle
sidetitleQRコードsidetitle
QR