まあばあちゃんを待ってたの?

「吉川さんだわ……」
お豊ちゃんの家の近くまで来ると、吉川さんがインタフォンを何度も押している姿が見えました。
「すごいやろ……」
お春ちゃんの言葉に、まあばあちゃんは頷くと、
「行きましょう。」
シルバーカーを押しました。
吉川さんはまあばあちゃんに気がづくと、
「まあちゃん、遅いわ。待ってたんよ。さあ、お豊ちゃんとこ行こう」
と言って、まあばあちゃんの手を取りました。
「私、お豊ちゃんのところに来たんじゃないわ。いくら友達でもこんなに早い時間に訪ねて行ったりしないわ。今、何時だと思ってるの?」
「じゃ、なんで来たの?」
吉川さんは怪訝そうにまあばあちゃんを見ました。
「吉川さんにお願いがあってきたの?」
「お願い?」
「ええ、吉川さんは、私と違って、学校も出て教養もあるのに、どうしてこんなことするの?」
「え? 私、何かした?」
吉川さんは、首をかしげました。
「こんな朝早くに人の家を訪ねたり、それにお豊ちゃんと吉川さんは何の関わりもないでしょう?」
「そんなことないわ。散歩であったときは挨拶してたもの。」
吉川さんは、しれっと言いました。
関連記事
スポンサーサイト


読んでいただいて有り難うございます。
もし良かったら、ポチしてくださると嬉しいです。 にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
宜しくお願いします。
良かったらポチお願いします。
にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ

sidetitleフリーエリアsidetitle
sidetitlePRsidetitle


sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleカウンターsidetitle
sidetitle天気予報sidetitle

-天気予報コム- -FC2-
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitlePRsidetitle


アフィリエイト・SEO対策



sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleリンクsidetitle
sidetitleQRコードsidetitle
QR