吉川さんの本音?

「あんた、取り壊す話が大家さんからあった時、承諾して10万円もろたんやろ。そやったら引っ越しせなアカンのに、最後まで粘りに粘って……」
お春ちゃんは絞り出すように言いました。でも、吉川さんはお春ちゃんの言うことにはどこ吹く風で
「とにかく、お春ちゃんのせいでこんなことになったんよ。少しは心配してよ。」
「吉川さん、あんた、お春ちゃんにもお金返してないでしょ。」
お春ちゃんとまあばあちゃんが驚いて振り返ると、お豊ちゃんが立っていました。
この寒いのに外へ出てきたら、また神経痛が出てしまいます。
心配で家の中に入って欲しいのですが、言える雰囲気ではありません。
「わたし、あんたにお金なんか借りてないわよ。」
吉川さんはお豊ちゃんの友達だと言い張るわりに、いつも見下したものの言いようです。
「お春ちゃんに生活費、みてもらってたでしょ。」
「でも、お宅に言われることと違うでしょ!」
「吉川さん、お春ちゃんの好意にそんな言い方ないでしょ。お春ちゃんが気の毒すぎるわ。家賃はもちろん電気代から水道代から、家の家財の面倒まで見てくれたのよ。」
まあばあちゃんが見兼ねて言うと、
「わたし、まあちゃんには何もしてもらってないわ。偉そうに言わんといて下さい。」
木で鼻をくくったような言いようでした。
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堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
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