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インターフォンが鳴る

会話が途切れ、シーンとなってしまいました。
気まずい雰囲気にお春ちゃんは、
「あんた、もう体冷やしたらあかんで! アンタところは屋根にええもんついてるんやから電気代いらんはずやで! わたしなんか冬の間はアンタんところの行こかと思うくらいやで! せやのに、ちゃんとせんと!」
「うん。あ、背中ポカポカしてきたわ。まあちゃんカイロありがとう。」
「良かった。今日は私たちが夕食を作っていくから。電子レンジでチンして食べてね。何がいいかしら……」
まあばあちゃんが立ちかけると、お春ちゃんが、
「まあちゃん、まだええやんか。そんなんすぐ出来るもん。 もうちょっと生姜湯、飲もうよ。部屋もぬくうなってきたし。」
「そうね、あ、そうそう、カイロと一緒におやつも買ってきたんだった。」
「やっぱり! まあちゃんはぜったいおやつも買ってると思たわ。」
お春ちゃんは大喜びです。
―ピンポーン、ピンポーンー
「あ、誰か来たで。かっこエエ人のお父さんやろか?」
「違うわ。マコちゃんが居ないの知ってるもの。」
―ピンポーン、ピンポーン、ピンポーンピンポーン、ピンポーン
インターフォンは休むことなく鳴り響きます。
「なんや、忙しないな。何回も鳴らさんでも分かるがな。」
お豊ちゃんは暗い顔をして、固まっています。その様子にお春ちゃんは、
「あんたんところ、インターフォンで顔見れたな。私が見て来るわ。」
お春ちゃんが、ヨッコラショっと立ち上がりました。
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堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
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