お花ちゃんの足ふき

「コナン君も上がって上がって!」
まあばあちゃんが言うと、お花ちゃんが不器用にカバンから布を出してコナン君の足を拭きました。
コナン君は慣れた様子で足を順番に上げています。
ジロとミミちゃんも嬉しそうにパタパタしています。
「あんた偉いなぁ。足ふき持って歩いてるんかいな。」
とお春ちゃんが感心した様子で言いました。
「お寺の奥さんもコナンを上げてって言うてくれはるの。だからいつも持ってるの。」
嬉しそうにお花ちゃんが言いました。
「そうかいな。うちらも見習わなアカンな。」
すると、お花ちゃんは、
「わたし、まあちゃんが持ってるのを見て私もしようと思ったんよ。いつもジロちゃんとミミちゃんの足ふき持ってるんよ。」
「そうやったかいな。私は気が利かんからな。」
お春ちゃんはバツが悪そうに頭をかきました。

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堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
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