お茶に干し柿を

「なあ、まあちゃん、今年もわずかやなぁ。いろいろあったけど、ええ年やったと思うわ。」
お春ちゃんは縁側のガラスを拭きながら言いました。
「高野山には連れて行ってもろたし、ピアノ先生のお父さんも、あのかっこエエ人のお父さんも、体、ようなってきはったし、干し柿ようさんもろたしな。今時は、干し柿冷凍庫に入れるんやなぁ。教えてくれた人には悪いけど、干し柿って長持ちさせるために干しとくもんやと思ってたわ。」
「私もよ。でもいいこと教えてもらったわ。冷凍しとくと、なんだか安心だし。おいしさも変わらないし溶かすと柔らかいし、カビの心配もなしね。」
まあばあちゃんも一緒に建具を拭きながら言いました。
「この年になっても教えられることばっかりやなぁ。」
お春ちゃんは嬉しそうに笑って雑巾をすすぎました。
「ね、お春ちゃん、拭き掃除終わったら、お茶にしましょう。」
「そやな。お花ちゃんにもろた干し柿もつけてや。」
「は~い。もちろんよ。」
まあばあちゃんも嬉しそうに返事しました。
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堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
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