干し柿と想い出

「コナン君のお母さんからたくさん干し柿を頂いたので、お知り合いにおすそ分けすることにしました。
柔らかくて本当に美味しい干し柿です。
「お豊ちゃんとピアノの先生と太郎ちゃんのお母さんと、え~っと……モモちゃんのお母さんと……お春ちゃん、みんな干し柿好きかしら? ……お春ちゃん?」
お春ちゃんが干し柿を食べながらしんみりしています。
「どうしたの?」
「え? ああ、あのな、私が小さい頃なぁ、家に柿の木あってん。」
「昔の家って、柿の木やら、キンカンやら生り物よく植えてたものね。」
「そやねん。まあちゃんとこは干し柿したか?」
「したわ。おばあちゃんが向いてくれて私たちが結わえるの」
「うちは母ちゃんが干し柿作ってくれたわ。でもな。死んでしもうて……。その後、後妻が来てな、柿の木、切ってしもてん。」
初めて聞く話でした。
「寂しかったわ。生まれた時からあったんやもん。大きな実が鈴なりになってな。」
お春ちゃんは遠い昔を思い出すのが暫く干し柿を見つめていました。
関連記事
スポンサーサイト


読んでいただいて有り難うございます。
もし良かったら、ポチしてくださると嬉しいです。 にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
宜しくお願いします。
良かったらポチお願いします。
にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ

sidetitleフリーエリアsidetitle
sidetitlePRsidetitle


sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleカウンターsidetitle
sidetitle天気予報sidetitle

-天気予報コム- -FC2-
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitlePRsidetitle


アフィリエイト・SEO対策



sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleリンクsidetitle
sidetitleQRコードsidetitle
QR