ガッカリのお春ちゃん

陽の高いうちから来たのに、もう外は薄暗がりです。弁護士さんとお父さんも帰ってしまいました。
黒いスーツの人も数が少なりました。
お春ちゃんの傍にいるのは、オッチャンとまあばあちゃんだけになりました。
そして、
固まったように動かなくなって、座り込んだままのお春ちゃん。
まあばあちゃんはオッチャンに、
「邦ちゃんが心配するからもう帰って……お春ちゃんには私がついてるから……」
と言いました。すると、お春ちゃんがハッとしたように
「そや、邦子はなんで来ないんや。おかしいやないか。自分とこの家がどこの誰とも分からんもんに盗られたいうのに……」
お春ちゃんは、まだ受け入れられないようです。ここに座っていればこの家が自分に戻ってくると思っているのかもしれません。
「お春ちゃん……!」
オッチャンが暗くなってきたので灯りのスイッチを入れましたが、点きませんでした。
「電気、切られてんのか……」
お春ちゃんは、そのことにさらにガクッと肩を落としました。
「お春ちゃん、帰りましょう。」
「……うん……うん……」
お春ちゃんは、虚ろな表情で頷きました。
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No title

>「電気、切られてんのか……」

ショックです。

思うのですが・・
ある一定の金額まで、無料にすればいいと。
他にいらない予算で、無駄な金使うなら
この方が、どれだけいいかと。

勿論、電気ガス水道代です。
国会議員、市会議員、など不要なものが一杯。
金額も人数も半分で十分。

いつも訪問ありがとうございます。
普段はポチ逃げで申し訳ないと思っています。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
応援して帰ります。ヽ(≧▽≦)/ポチ☆彡全部

雫さんへ

いつも、コメント、ポチ有難うございます。
電気のことショックですね。昭雄さんたちはどんな生活してたんでしょう。
それに、最近の電気代は大変ですね。

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堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
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