まあばあちゃんと天気予報の片平君


まあばあちゃんとトモちゃんがいつものようにふたりでお菓子を食べながらテレビを見ていました。お父さんたちが帰ってきてから夕食をとるので、いつも夕食は遅いです。そのため、トモちゃんの宿題が終わって一息つくのにお茶をします。
二人とも夕方の7時前に放送される天気予報が大好きです。
ふたりは少し早めにテレビをつけて待っていました。
「片平君、今日はどんな駄洒落をいうのかしら」
まあばあちゃんから見れば孫のような、トモちゃんから見ればお兄ちゃんのような片平君です。いつも明るく爽やかで、まあばあちゃんは、
「片平君の天気予報は悪いお天気も良いお天気に変わってしまうみたいで大好きよ」
と嬉しそうに言います。
「お出かけのときは大丈夫でも、夕方には雨になるので、必ず傘をお忘れにならないようにって、何度か繰り返して教えてくれるから、傘、入れとこって思うもん。片平君のおかげで濡れずにすんだこと何度もあるよ。あと、天気予報がはずれたときなんか「ごめんなさい」って言わはるでしょ。本当にえらいなぁと思うの、私も見習わなくちゃ」
っと、トモちゃんがにっこり笑って続けます。そして、まあばあちゃんがクスッと笑っていいました。
「でも、今年は猛暑続きで…。片平君、いつも真剣な顔をしてはったね。明日も暑い日になりますので熱中症にお気をつけ下さいね。水分を十分取って、日中の暑いときは、クーラーを少しだけかけてっていわはるでしょう、「クーラーを少しだけかけて」というとき少し声が小さくなるでしょう」
「うん」
「おばあちゃんね、あれって、電気屋さんに聞こえないように、私たちに教えてくれているんだと思うの、今年は電気を無駄遣いしたら駄目でしょう。でも熱中症になったら危ないと思って、片平君、天気予報の時にこっそり教えてくれてるんやね。有り難いわ」

―――場面が変わって、二人の目の中に衝撃の映像が飛び込んできました。
シリアで取材活動をしていた。日本人ジャーナリストが、銃弾の犠牲になったというのです。まあばあちゃんとトモちゃんの二人は、その衝撃の映像に息をするのも忘れていました。



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Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
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