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お春ちゃんのお引越し



トモちゃんの学校が始まると、まるで灯が消えたように思うまあばあちゃんですが、道端のキレイな花を見ながらジロとミミちゃんと一緒にお散歩していると、あったかい気持ちになってきます。
「まあちゃーん」
「あ、お春ちゃん。暖かくて気持ちいいね。」
「ん……」
いつものシャキシャキしたお春ちゃんではありません。思いつめたような面持ちです。まさか……、
「まあちゃん、私ら引越そう思うのよ」
「私ら?」
「この前、話したこと覚えてる?」
「え、ええ……」
まあばあちゃんは言葉に詰まりました。きっとあの事です。思い出すと、邦ちゃんが可哀想で涙が出そうです。
「今、邦子、こっちの家に来てるねん。ムコさんに出て行けって言われてん……」
「ええ!」
まあばあちゃんは動揺しました。あの時、
―――そんなことするのは嫌だと言ってみたら―――
まあばあちゃんは邦ちゃんにそう言いました。あのままじゃ、邦ちゃんがあんまり苦しいと思ったから……。でも、それは邦ちゃんのご主人に目を覚ましてほしいと思ったからなのに……
「わたしが、邦ちゃんに、余計なこと言ったから……」
「ううん。何言うてんの。邦子かて、いつまでもあの女の人のご飯作ってられへんわ。」
「ごめんね。ごめんね。お春ちゃん、わたし、邦ちゃんになんて言ったらいいのか……」
「まあ、まあちゃん、聞いてよ。それがよ、あのムコさん、邦子に出て行け言うといて、飯作りに来いだの、車洗えだの。家が隣やから呼びつけてばっかりおんねん。たいがいやろ? それで、引越そう思うの。」
まあばあちゃんは喉からカラカラになって声が出ませんでした。

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新しいお家は、近くがいいな!


「それでね。まあちゃん。今度住む家もこの近くがええなと思ってねん」
「そう……」
本当に辛い事です。お春ちゃんは邦ちゃんのご主人の事を〝うちの息子″と言って大切にしていましたが、こんなことになるなんて……
「なんで、まあちゃんがションボリしてんのよ」
「……だって……」
「邦子がね。知らない街よりこの町のどこかがいいって言うのよ。」
「お春ちゃんの事、考えてるのよ。邦ちゃん、優しい子だから」
「私もそう思う。」
「せやけど、人ってあっという間に変わってしまうもんやね。あの女の人が来てから、ムコさんは別人や……。まるで、言いなりや……。邦子の事、イジメまくりよる。」
女の人というのは、ご主人が定年後に始める仕事に必要という事で連れてきた人で、邦ちゃんはその人の世話をさせられていました。あまりに長く続くので、嫌だと言ったら出て行けと言われたのです。
「今から思うと、ムコさんは、カッコエエし、ええ大学出てるし、私、色眼鏡がかかってたんやなと思うわ。こうなってムコさんを見て見ると、邦子の事は女中扱いやし……」
お春ちゃんは疲れたように言いました。
「邦子な。この前からヘルパーの資格を取りに行ってるねん。もうすぐその資格がもらえるんよ。」
「そう、邦ちゃん、頑張ってるのね。」
「うん。あの子はいつも頑張り屋さんや。せや、まあちゃんもこの辺りでいい家があれば教えてね。邦子と二人で暮らすんだから。小さくて古い家でもいいのよ。宜しくね。」
そう言う、お春ちゃんは、寂しそうだけど、どこか吹っ切れた様子に見えました。


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まあばあちゃんの後悔


まあばあちゃんは、あの時もっと違う言葉をかけられたら、こんな事にはならなかったのではと後悔しました。
邦ちゃんは、まあばあちゃんが勇気づけたことで、ご主人に自分の気持ちを伝えると言っていました。まさか。“出て行け″と言われるなんて……
邦ちゃんの心はご主人には全く届かなかったのですね。
お春ちゃんと邦ちゃんは、これから親子二人で肩を寄せ合って生きていかねばなりません。
蓄えも、ご主人と女の人が使ってしまって、余裕がもうないと言っていました。
それでも、ご主人の隣の家で暮らしていくのは二人にとって大変な苦痛でしょう。

お春ちゃんと邦ちゃんは大きな決断をしました。というよりも、決断せざるを得なかったでしょう。
ご主人は、邦ちゃんを追い出した後も、邦ちゃんに家の用事を言いつけるのですから……
あんまりです。
邦ちゃんは女中ではありません。自分の奥さんなのですよ。
ご主人の頭の中を見てみたいとまあばあちゃんは思いました。

お春ちゃんのご主人が健在で、邦ちゃんがお春ちゃんの隣に越してきた頃は、こんなことになるなんて思いもしませんでした。

―――結局、なんの力にもなれなくて、ごめんね。邦ちゃん―――
まあばあちゃんは、暖かい春の日差しの中を、トボトボと力なく歩いています。ジロとミミちゃんが心配そうにまあばあちゃんを見ています。

まあばあちゃんは、気立てが良くて働き者で、コロコロとよく笑っていた当時の邦ちゃんを思い出して、泣けてきました。


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いい事がありますように……


「おかえり! お茶しよう!」
家に帰ると、お母さんがお茶を用意してくれてました。今日は、お母さんはお仕事、お休みのようです。
「恭子ちゃん……、邦ちゃんね……」
まあばあちゃんはお母さんに、お春ちゃんと邦ちゃんの事を話しました。
「……そう、引越すの……」
恭子ちゃんがしんみり言いました。
「いいお家が見つかるといいけれど……」
まあばあちゃんは心配そうです。
「ほんまやね。一日でも早く引越したいやろうしね。」
ご主人が女の人と一緒にいる家の隣に住むのは身を切られるように辛いでしょう。
「邦ちゃん、今まで、よう我慢したよね。ホンマに可哀想……。邦ちゃんのご主人、あんなジーッとした幽霊みたいな女の人のどこがいいねんやろ……」
まあばあちゃんもそう思いました。明るくて優しい邦ちゃんとは比べるのも失礼なくらい不気味な女の人です。
「それで、お春ちゃんがね。いいお家があったら教えてほしいって。……二人で暮らすから、こじんまりしたお家がいいみたい。早くあの家を離れたいと思うから、私も探そうと思うの。」
「そうよね。情報が多い方が選びやすいもんね。私も探すわ」
「ありがとう」
まあばあちゃんは、恭子ちゃんが協力してくれると聞いてホッとした様子です。お家を探すなんて大変ですものね。
「でも、あんなに仲良さそうやったのに。……人生ってどこで狂うのか分からへんね。」
全くです。
ご主人があの女の人を助手席に乗せ、邦ちゃんを置いてけぼりにしたあの光景を思い出すたびに、心臓がキュッとなります。
「でもね。邦ちゃん、いい人だもん。こんなに悪い事が起こった後は、きっといいことがあるわよ。そうでなくっちゃ、たまらないわ。」
まあばちゃんもそう思いました。
まあばあちゃんは二人に良い事が起こりますようにと、そっと祈りました。


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協力



「まあちゃん、まあちゃん! 引っ越し先決まったの! 安くで借りられることなったわ!」
「まあ! 昨日の今日でよく見つかったわね。」
まばあちゃんは、ホッとしたのと同時にあんまり早く解決した事に驚きました。
「そうでしょう? 私もビックリよ。邦子がここで暮らすって言うから、私も覚悟を決めて近所の人にも引越すこと相談したんよ。」
「そう……」
邦ちゃんの家の事情を話すことは、よっぽど覚悟が必要だったでしょう。相手にどんな反応されたかも心配になりました。
「私、事情を知られるの恥ずかしかってんけど……。邦子の家に女の人が出入りしてる事、みんなとっくに知ってはったわ……。」
「そう……」
「私、恥ずかしくて、隠してるつもりやってんけど……、毎日やもんね。噂になってたみたい。」
トモちゃんのお母さんも、まあばあちゃんが気づいた時には、もう知っていました。あの女の人は悪い意味でとても印象深い人でしたから、無理のない事かも知れません。
「みんな、心配してくれてたみたい……。それで早く決まったんよ。少しでも早く引越したかったから助かったわ。」
みんな、お春ちゃん達の事を心配していたのですね。

よその土地に越すことは年寄りにはきつい事です。
邦ちゃんの立場なら、ご主人の顔を見なくてすむ遠くへ行きたいでしょうに、親孝行な邦ちゃんはこの町にとどまることに決めました。
まあばあちゃんは邦ちゃんの優しい気持ちに涙がじんわりしてきました


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引っ越しの日



今日は日曜日、お春ちゃん達が引越す日です。
お春ちゃんの引っ越しを、トモちゃんのお父さんとお母さんが手伝ってくれることになりました。
「うちトラックあるし、お手伝いするわよ!」
まあばあちゃんが邦ちゃん達の引っ越しが決まったことを話したら、引っ越しの手伝いをすると言ってくれたのです。

「お母ちゃん、私、先に邦ちゃんの家に行ってくるよ。」
とトモちゃんのお母さんが元気よく言いました。
「ありがとう! ごめんね。休みの日なのに……」
「なに言ってるの。 行ってきます。」

まあばあちゃんはあの日から荷造りを手伝っていました。タンスからお洋服を出してビニール袋に詰めたり、食器を新聞紙にくるんで箱に詰めたりと引っ越しの下準備もやることが多いです。運べるものはシルバーカーに入れて少しずつ運びました。すぐに必要な物は揃えて、もう寝起きは新しい家で始めています
お春ちゃんは今まであった色んなことを話し始めました。それを聞きながらまあばあちゃんは手際よく片付けていきました。
時にはあったかいお茶と甘いお饅頭で一服しながら……
そして、今日は一気に家財道具を以前のお家から、新しいお家へと運びます。
お春ちゃんの新しいお家は、まあばあちゃんのお家に近くなりました。たくさんお話ししましょうね。


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トモちゃんも見た



「せーので。はい!」
と掛け声をかけながら、トモちゃんとお父さんとお母さんがタンスや本棚、冷蔵庫などをトラックに運んでいます。大きな家具の隙間にトモちゃんが掃除機や本、衣類の入ったビニール袋を挟んでいきます。そうすると、家具同士のクッションになりますね。
「なんや。トモちゃん、引っ越しの手伝いか?」
「あっ、オッチャン」
トモちゃんが振り返ると、ニコニコ顔のオッチャンがいました。
その時、お父さんとお母さんがベッドを運んできました。オッチャンは慌てて自転車を立てて、チビチャンをぽいっとトモちゃんに渡すと、
「わしも手伝いますわ」
と言って、トモちゃんのお母さんと交代してベッドを運びました。これは大きな戦力です。オッチャンが参加してからドンドン仕事がはかどります。
「オッチャン、ありがとう!」
「なんのなんの!」
トモちゃんは背後から重い視線を感じて振り向くと、男の人と女の人が立っていました。男の人は見たことがあります。邦子おばちゃんの旦那さんです。女の人は初めて見ました。トモちゃんは、
「こんにちは」
と言って、ぺこりと頭を下げましたが、旦那さんはボーっとしていて、女の人はトモちゃんの事をジーッと見ていました。この人の視線を感じたようでした。
(薄気味悪い人だなぁ)
トモちゃんはどうしていいか分からなくなりました。
「トモちゃん、どうした?」
トラックの荷台から降りてきたお父さんでした。トモちゃんの視線を追うと、突っ立っている二人がいます。トモちゃんのお父さんも頭の低い人ですが、二人には挨拶せず、家に入って行きました。オッチャンもお母さんもしませんでした。トモちゃんはその場の緊迫感に飲まれてそっとトラックの陰に隠れました。


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怖い人たち



邦ちゃんのご主人と女の人は、トモちゃん達の引っ越し作業を、ジーッと見ていました。
まるで銅像みたいに動きません。生きてるんでしょうか?
さっきまでワイワイしながら運んでいたのに、みんな必要な会話しかしなくなりました。
トモちゃんは自分たちを不躾にジーッと見る二人に、(私たちはパンダじゃないです!)と言いたくなりましたが、あんまり不気味な二人に怖くて言えませんでした。目に映らないようにして、トラックと家の間を行き来しました。
 お隣からバタバタ、バタンバタンと大きな音がしました。ビックリして見ると、小太りのおばさんが出てきました。年恰好からするに女の人の母親でしょうか?
「ちょっと! おたくらここ出て行くの?」
といきなりトモちゃん達に聞いてきました。
「あっ、あんたらは手伝いか。ほんなら、私らここに住むから、私らの引っ越しの時も頼んどくわ」
「――――」
「――――
「――――」
「――――」
みんな絶句しました。頭が真っ白になりました。
何がどうなって、そうなるんでしょう。
邦ちゃんの家だっておかしいのに、ここはお春ちゃんの家ですよ。
「この家はアンタらのもんじゃないで! ええ加減にしいや! それから、昭雄さん、その家の頭金は私の主人が出したんやからね。ちゃんと返してよ!」
お春ちゃんの体は怒りでブルブル震えていました。その様子を見ても、ご主人と女の人はボーっとしています。小太りのおばさんは不満げな顔で
「なんやけちくさい。使わんのなら、使うたろう言うてるだけやがな」
トモちゃんはこんなに怒っているお春おばあちゃんを見たことがありません。トモちゃんが怒られてるわけではないのにビクビクしてしまいます。ハッと小太りのおばさんの後ろにいる女の人を見ると、さっきまで無表情でこちらをジーッと見ていたのに、今度はニヤニヤ笑っていました。トモちゃんはゾクッとしました。
邦ちゃんのご主人はこの人の話を聞いていて、何とも思わないのでしょうか?



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最後のお昼ごはん



「お昼ご飯にしましょう。ちょっと早いけど、お腹すいてると思って持って来たの。温かいうちに食べましょう」
まあばあちゃんでした。邦ちゃんも一緒です。
「あっ、ばあちゃん、待ってたで、まだ11時やけど腹減って、しゃーないわ。」
「おばあちゃん、オニギリ? 卵焼き焼いてくれた?」
「たくさん作って来たわよ。ささ、家に入りましょう。」
さっきまでの悪い空気が、キレイになっていくようです。
トモちゃん達はまあばあちゃんに促されて、家の中に入って行きました。厚かましい小太りのおばさんは、口をへの字に曲げて、忌々しげにまあばあちゃんを見ていました。

「動くと暑いくらいだけど、家の中は涼しいね。」
とトモちゃんが、嬉しそうに言いました。
「昔の家やからねぇ。風通しはいいのよ。」
お春ちゃんが寂しそうに言いました。お春ちゃんは、邦ちゃん達夫婦の家には張り込んでリフォーム代も出してあげたのです。自分の住んでる家は買った時のままなのに……。
「私の家と同じだね。暑い日も家の中は結構涼しいの」
トモちゃんがニッコリ笑いました。トモちゃんの家も昔ながらの古い家です。器用なお父さんが補強したり修理したりしながら、そのまま使っています。
「お春ちゃん、座って座って。」
「まあちゃん、お昼ご飯作ってくれたんやね。ありがとう」
「そうよ。みんなお腹空かしていると思って……。」
「ありがとう、今日でこの家に来ることないから……。最後にみんなで楽しい食事が出来て……。私、ホンマに嬉しいわ……」
そう言うと、お春ちゃんは涙を拭いました。
「お春ちゃん……」

「わし、ばあちゃんのメシ大好きやねん。引っ越しの手伝いして良かったわ~」
最後に家に入ってきたオッチャンが、弾んだ声で言いました。
「冷たいお茶も作って来たの。一息入れましょ」
そう言って、シルバーカーからポットを取り出しました。
シルバーカーの中には、トモちゃんの大好きな卵焼きに、ウィンナーに、おでんもあります。オニギリは、おかかに、梅干しに、サケ、ツナもあります。
「わ! 美味そうやな!」
まあばあちゃんと邦ちゃんが手際よく食卓に並べていきます。
「ばあちゃん、ようさん作ってくれたんやなあ」
オッチャンが感心して言いました。
まあばあちゃんは、頑張ってる皆のために、朝から一生懸命作ったんでしょうね。
ふんわり温かいオニギリに、まあばあちゃんの優しさが伝わってきます。


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いけない子



「オッチャン、手を洗わなくちゃダメでしょ!」
と、トモちゃんが大きな声で言いました。
「ね! チビちゃんのお父さんはお手手を洗わない。いけない子ですね。」
と、トモちゃんがチビちゃんに頬ずりしながら言いました。
「ほーい」
と、オッチャン。
「お父さんもお母さんも手を洗わないとダメよ!」
「はいはい」
お父さんとお母さんは、クスクス笑って返事しました。
「お父さんもお母さんもいけない子でしゅね。ね? チビちゃん。」
トモちゃんはチビちゃんを体で優しく揺らしながら言いました。
「すみませんね。うちの娘がごちゃごちゃ言うて。」
とお父さんが、先に手を洗って洗面所から出てきたオッチャンに言いました。
「私も今から手ぇ洗ってきますわ。」
そう言いながら、お父さんはお母さんを促して洗面所に行きました。

トモちゃんの言っている“いけない子”は、まあばあちゃんがトモちゃんを躾するときによく口にしていた言葉です。
“生き物を大切にしないのは、いけない子”
“ばばちぃお手手で食べる子は、いけない子”

おばあちゃんに育てられたトモちゃんは、いつもの間にか、まあばあちゃんの口ぐせが移ったのですね。


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堺の町のまあばあちゃん

Author:堺の町のまあばあちゃん
堺の町に住む、ひとりのおばあちゃんのお話です。
住み慣れた町の人々との交流や孫のトモちゃんや犬のジロとの生活を通して力強く生きていく姿を物語に書きたいと思います。 
宜しくお願いします。
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